YMYLで評価を下げたサイトの特徴とこれからのSEO

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YMYLで評価を下げたサイトの特徴とこれ

YMYLで評価を下げ検索表示圏外になったサイトの多くは、アフィリエイトサイト、個人ブログといった専門性を保証する資格や社会的信用が低いウェブサイトばかりでした。

上位を独占していたアフィリエイトサイトや個人ブログが圏外に飛ばされ、代わりに有資格者や大企業、公共ドメインといったサイトが上位表示されるようになり、YMYLに関係するウェブ業界の状況は大きく変わりました。

この流れはこれから益々、顕著になりYMYLだけでなく全てのサイトジャンルに影響を及ぼす可能性があります。

YMYLで評価を下げたサイトの特徴とSEO

ymylの影響を受けたサイト

YMYLは別名、健康アップデートと呼ばれ2017年12月6日に実施された、日本独自の検索アルゴリズムのアップデートです。

your money or your lifeの頭文字の略称で、お金、健康、安全といったユーザーの生活の基盤に大きな影響を及ぼす可能性があるジャンル全てを対象にアップデートが行われました。

具体的には、健康グッズ、サプリメント関連、クレジットカード、FXなどの金融商材関連、病気の対策や民間療法や整体などに関連したサイトが対象となりました。

これにより、サプリメント、FX、クレジットカードといった高額な還元率のアフィリエイトサイトは軒並み検索表示から姿を消し、整体師やスポーツトレーナーの運営していた健康に関連するサイト等も上位表示されなくなりました。

代わりに、サプリメントであれば製薬会社のサイト、クレジットカードや株といった金融商材は、大手銀行のサイトやFPが監修しているブログ健康関連は個人病院や医師が監修しているブログなどが大幅に検索順位を上昇させました。

つまり、YMYLに関わるジャンルは、専門の資格を有し、そのジャンルに関連する企業が運営しているサイトでなければ、検索上位表示されることはなくなったのです。

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YMYLはどんどんSEOに影響していく傾向

拡大するYMYLの影響

お金、健康、安全に関わる情報は正確で確かなものでなければなりません。嘘や根拠のない情報を発信して、それを信用したユーザーに悪影響が出てしまえば、それはGoogleにとってもユーザーにとってもマイナスです。

そのため、専門家である証となる資格や、その業界でそれなりに地位のある企業であることが情報発信の信用となって、SEOに反映されます。

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YMYLに関する検索アルゴリズムのアップデートにより、評価を下げたサイトのほとんどが、無資格者であったり、紹介しているコンテンツに何の関係性も持たないアフィリエイト専門の企業が運営しているサイトでした。

また、年に3,4回実施されるGoogleのアルゴリズムアップデートの度に、社会的信用性がSEOに与える重要度は増しています。

YMYLはもちろん、専門性の高いサイトはすべて、そのジャンルの有識者であることがSEOにおいて有利に働く傾向が年々、顕著になっており、提供される情報の信ぴょう性が保障されなければ、検索上位表示を獲得することが難しくなっています。

例えば、ドローンの紹介をするサイトであれば、ドローン操縦の資格を有していることを運営者情報のページ等を作り開示しておかなければ、どんなに魅力的なコンテンツだったとしても、SEOにおいて高く評価されるのは難しいでしょう。

一見、YMYLには関係しないようなドローンの紹介をするようなサイトであっても、専門的な情報を提供する以上、運営者又は、運営する企業の信用性が必要になってきています。

運営するサイトのジャンルにおいて、国家資格などがあるのであれば、できる限り取得し、それをサイト内で公表すること。

企業で行うのであれば、そのジャンルに関連している企業であることを明確にサイト内に記載しておくことが大切です。

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YMYLが少しだけ緩和!でもSEOに油断は禁物

緩和されるYMYLの傾向

YMYLのアップデートがあまりにも厳しく、一時期、関連するジャンルの検索上位表示がウィキペディアや製薬会社などが運営するサイトだけになってしまい、Googleの掲げる多様性が著しく欠けている状況が続きました。

確かに、正確な情報は大切ですが、それと同じくらい、「わかりやすさ」や「面白さ」も重要な要素です。

その点をGoogleが踏まえ、2019年以降少しずつYMYLに関連するジャンルのサイト順位に変動が起き始めています。

しかし、まだまだ上位陣は大企業や公共のサイトが占めており、今後、どのように変わっていくか注意深く見ていく必要があります。

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まとめ

人々の生活に大きな影響を及ぼしかねない、お金、健康、安全に関わる情報を発信する側の責任は重く、それらの情報の専門家であり、責任をもって発信している情報であることを証明できなけばなりません。

YMYLだけでなく、情報を発信するという責任はこれからすべてのジャンルのサイトに求められていくことは明白です。

資格取得や関連企業とのコラボレーションなど、ウェブの中だけでなく現実の世界でも動くことが、求められ始めています。

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この記事を書いた人
鈴木 晋介
フリーランスのWebマーケッター。同志社大学を卒業後、合成繊維の設備メーカーで海外営業を4年半経験。独立後、スマホアプリ開発や、旅行・美容・SEOジャンルのWebメディアを制作。Google、Yahooの検索ワードで1~3位を量産した実績を生かし、大手企業のWebマーケターとして活動中。
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