SEO検索順位1位のクリック率は30%!スマホとPCでのCTRの違い

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SEO対策を行い、作ったコンテンツが検索順位1位になった際に、検索順位別のクリック率はどうなっているのだろうと気になったことはありませんか。

この記事を最後まで読めば、検索順位別のクリック率スマホとPCの検索順位別のクリック率事情が分かるようになります。

海外サイトが実際に計測したデータをもとに筆者が分析をし、説明します。SEOにおける検索順位1位のクリック率やデバイスごとのクリック率の違いが分かるでしょう。

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SEO検索順位1位のクリック率

SEO検索順位別のクリック率は?
結論からお伝えしますとSEOの検索1位のクリック率は、30%です。

日本では、検索順位別のデータを公表している企業がないため、海外の企業が公表しているデータをもとに算出しています。

参考にした海外のサイトは、「Backlinko」「Internet Marketing Ninja社」「Advanced WEB RANKING」「SISTRIX」の4つです。

海外サイトBacklinkoの場合

Backlinkoが、2019年に874,929ページと5,079,491件の検索クエリのCTRデータを分析しました。

その結果、1位のクリック率(CTR)は約31.7%、2位は約24.7%、3位は約18.6%でした。

The #1 result in Google’s organic search results has an average CTR of 31.7%.

引用元:BACKLINKO「Here’s What We Learned About Organic Click Through Rate

BACKLINKOのCTRデータ

参照元:BACKLINKO「Here’s What We Learned About Organic Click Through Rate

海外サイトInternet Marketing Ninja社の場合

Internet Marketing Ninja社が2017年に20,000件の検索クエリのCTRデータを分析しました。

その結果、1位のクリック率(CTR)は約21%、2位は約10%、3位は約7.5%でした。

Overall, the CTR for a #1 ranking for All Queries in our study was just over 21%. This is lower than reported in prior CTR studies released in the past, including the AWR Study from 2014, the Chitika study from 2013, and others. Data sets, sizes and methodologies differ greatly for CTR studies, so we invite you to compare these methodologies and how these might impact results.

A #2 ranking secured just over 10% of the clicks and a #3 ranking was the last position to be above 5%, at just above a 7.5% CTR. Rankings at Positions 4-8 were in the 5% to 3% range, and then CTRs leveled off for the most part.

引用元:BACKLINKO「Here’s What We Learned About Organic Click Through Rate

Internet Marketing Ninja社のCTRデータ

参照元:Internet Marketing Ninja社「Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study

海外サイトAdvanced WEB RANKINGの場合

Advanced WEB RANKINGが約300万件のクエリをもとにアメリカ・イギリス・オーストラリアのクリック率(CTR)と掲載順位を公開しています。

データの結果、アメリカの1位のクリック率(CTR)は約38.4%、2位は約12.9%、3位は約7.54%でした。

Advanced WEB RANKINGのCTRデータ
Advanced WEB RANKINGのCTRデータ②

参照元:Advanced WEB RANKING「GOOGLE ORGANIC CTR HISTORY Fresh CTR averages pulled monthly from millions of keywords

海外サイトSISTRIXの場合

SISTRIXが2020年7月に8000万を超えるキーワードと数十億の検索結果を分析しました。

その結果、1位のクリック率(CTR)は約28.5%、2位は約15.7%、3位は約11%でした。

下記は、SISTRIXサイトの原文を引用しております。

The average clickrate for the first position in Google is 28.5%
Beyond position 1 the percentage falls quickly: In the second position, the average clickrate is 15.7% and the in the third position, 11%

引用元:SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid

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SEO検索順のクリック率はPCとスマホで異なるの?

PCとスマホ
PCとスマホの両方において、検索結果上位の方がクリック率高くなっています。

PCとスマホでの検索順位1位のクリック率は、PCが33%に対してスマホは28%とPCが5%高いです。

しかし、2位以下はほとんど違いがありません。

以前はスマホの方がクリック率が高かったこともありましたが、現在は大きく差が開いているわけではありません。

PCとスマホのクリック率(CTR)の違い

先ほども参照した分析結果に、スマホのグラフを足してあります。青がPC、赤がスマホです。

Advanced WEB RANKINGのスマホとPCのCTRデータ

参照元:Advanced WEB RANKING「GOOGLE ORGANIC CTR HISTORY Fresh CTR averages pulled monthly from millions of keywords

PCとスマホの両方で、検索結果上位の方がクリック率が高いのが分かります。

検索順位結果 PC  スマホ
1 33.0% 27.94%
2 15.9% 14.6%
3 9.1% 8.9%
4 6.2% 5.8%
5 4.5% 4.0%

PCとスマホでのデータに違いがあるのが、検索順位1位のクリック率です。PCが33%に対してスマホ28%とPCが5%高かったです。

しかし、2位以下はほとんど差がありません。

PCとスマホの検索順位で1位を獲得した際にはPCの方がより大きな影響があることが分かります。

年度によってはスマホの方がクリック率(CTR)が高い

2014年からデータの取得を開始しておりますが、2014年の7月のデータでは、今回示した結果とは大きく異なる数値が出ていました。

なんと、スマホのほうが、PCのクリック率よりも高い結果になっていたのです。

検索順位結果 PC  スマホ
1 25.1% 32.54%
2 10.02% 15.98%
3 7.9% 10.89%
4 4.89% 7.69%
5 4.49% 5.7%

2014年7月は、スマホがPCよりも約7.5%高いであることがわかります。

2〜4位でも約3%以上もスマホのクリック率が高い結果になっています。

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そもそもSEOのクリック率(CTR)とは

そもそもクリック率とは
クリック率(CTR) とは、Click Through Rateで、ユーザーに表示された回数(インプレッション数)のうち、ユーザーがクリックした回数の割合を計算した数値です。

SEOや広告運用での分野で多く用いられています。クリック率の計算方法は下記で説明します。

クリック率(CTR)の計算方法

クリック率の計算式です。

クリック率の計算式

クリック率(%)=クリック数÷広告の表示回数(インプレッション数)×100

【具体例】

クリック数が5回、広告の表示回数が50回だった場合、「5÷50=10%」となります。クリック率は10%です。

掲載順位とクリック率(CTR)の関係

掲載順位があがるとクリック率も上昇することが調査機関の分析資料より読み取ることができます。

海外のクリック率を分析したサイト4社を調べて結果、検索順位1位〜3位がクリック率の40%を占めていることが分かりました。

クリック率のおおよその数字を把握することで、検索ボリュームより、アクセス数が分かるようになります。

「1位:約30%、2位:約15%、3位:約11%」は必ずSEO担当者なら覚えておきましょう。

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1位のCTRが上がった3つの理由

PCとメガネとマウス
検索順位1位のみのクリック率が高いのは、大きく分けて3つ関係していると考えられます。

1つ目は強調スニペットで、強調スニペットが表示されているときといないときを比較するとクリック率は約5%も異なります。

2つ目はナレッジパネルで、ナレッジパネルが表示されている時といない時を比較するとクリック率は約4%も異なります。

3つ目はSERPで、SERPが表示されている時といない時を比較するとクリック率は約17%も異なります。

強調スニペット(Featured Snippets)

最近検索後に「強調スニペット」と、検索結果が上部に表示されるケースがあります。

ユーザーが検索した時に、ユーザーが求めている情報をGoogleの検索結果のページ上部に表示するものです。

GoogleのアルゴリズムででWebページから抽出した文章や画像を検索結果ぺージ上部に表示させ、元になったページのタイトル、リンクが表示されます。

強調スニペットが表示された場合のクリック率は、強調スニペットが表示されていない検索結果と異なる結果になります。

SISTRIXの資料によると、強調スニペットの検索結果表示がされた時の1位のクリック率は、23.3%です。

強調スニペットが表示されていない検索結果時の1位クリック率は、28.5%です。比較すると、強調スニペットで表示をされた時の方が、低くなっています

おそらく、強調スニペットの表示を見て、ユーザーは検索ニーズが満たされ、クリックしないことが原因だと考えられます。

The first ranking (with the featured snippet) has a click rate that is 5.3% percentage points below the average value for this position. The website from which the information in the featured snippet is created does not benefit from the featured snippet.

Interestingly, the websites at positions # 2 and # 3 benefit significantly: the second place winner gets almost five additional percentage points compared to the average (15.7% to 20.5%) and the third place site will also get an increase in CTR from 11% to 13.3%.

引用元:SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid

ナレッジパネル(Knowledge Panel)

ナレッジパネルは、ナレッジグラフに存在する対象をGoogleが表示される情報のボックスのことです。

SISTRIXの資料によると、ナレッジパネルが表示がされた時の1位のクリック率は、16%です。

ナレッジパネルが表示されていない検索結果時の1位クリック率はと比較すると、約12%もクリック率が下がっています。

クリック率の低下理由は、強調スニペットと同様と考えられます。

The CTR in the first position almost halved and plummeted from 28.5% to only 16.3%. But there is also a first in the data: the second organic position receives more clicks than the first position with this SERP layout: 16.7% of Google users click on # 2 and not on # 1.

引用元:SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid

サイトリンク付きの検索結果(SERP)

ユーザーが特定のウェブサイトを探しているが、URLを知らないため、Googleが予測をしてユーザーの求めているサイトのURLを表示することがあります。

その場合の、クリック率でも軒並み高く検索順位1位の場合は46.9%になります。

Sitelinks are shown by Google if there is a clear website intent, i.e. the user is looking for a specific website, but does not know the URL or does not know how to use a web browser. This can also be seen very clearly in the click rates:

引用元:SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid

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スマホのクリック率(CTR)が変化した3つの理由

スマホのホーム画面
スマホのクリック率(CTR)が変化したのには、大きく分けて3つ関係していると考えられます。

1つ目はスマホで検索して、完結させるユーザーが増えたためです。2つ目は画面サイズの向上によりさらにPCで表示しているものに近くため、3つ目がモバイルページの質が上がったことが考えられます。

ユーザーの検索方法の違い

スマホで検索して、完結させるユーザーが増えたためです。

5年前でしたら、目的地への案内や、欲しい物検索のみを行っていました。

しかし、近年では、上記のような行動を行うと同時に、以前まではPCで行っていた、検索をスマホで行うようになったことが要因だと考えられます。

ふと気になったことを気軽に検索できるようになり、コンテンツを読み進める中でスマホで解決させるユーザーが増えたためです。

スマホ端末画面サイズの変化

近年のスマホの画面サイズの変化です。画面サイズの向上によりさらにPCで表示しているものに近くなりました。

iPhoneでは、6.10インチの大きさのもや、Androidスマートフォンに関しては、折りたたみ式のスマートフォンも発売されております。

平均画面サイズは2008年のiPhone日本上陸から約12年で、約2.20インチ大型化していることが分かった。
データによると、08年7月~9月(3Q)の平均画面サイズは3.39インチ。片手で使うにも十分適したサイズ感だった。19年4Qから20年1Qにかけては、5.75インチ以上にまで大型化していた。同時期に人気を博していたのは、「iPhone 11」(6.10インチ)や「iPhone 11 Pro」(5.80インチ)などだ。

引用元:BCNOR「スマホの平均画面サイズ、12年で1.6倍に タブレット化進む?

画面サイズの拡大がユーザーのスマホでのクリック率を向上させた原因だと考えられます。

モバイルページの質の向上

モバイルページの質が上がったことが考えられます。

モバイルページの表示速度の改善、レスポンシブデザインや、AMPの導入などが進み、スマホでの検索結果・コンテンツ内容に影響が出ました。

Googleが2015年に行ったモバイル フレンドリー アップデートが最も大きな要因だと推測できます。

モバイル フレンドリー アップデートにより、モバイル検索では、携帯端末で読みやすく使いやすいページの掲載順位が引き上げられます。
このアップデートには以下のような特徴があります:
携帯端末での検索の掲載順位にのみ影響する
世界中のすべての言語で検索結果に影響する
ウェブサイト全体ではなく、個々のページが対象となる

引用元:Google「モバイル フレンドリー アップデートを開始します 2015年4月21日火曜日

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クリック率(CTR)を上げる3つの改善ポイント

改善のポイント

検索順位1位のみがクリック率が高いのは、大きく分けて3つ関係していると考えられます。

1つ目はペルソナを定めることで、ターゲットが求めている情報を届けやすくなります。

2つ目は魅力的なタイトルをつけることで、ユーザーにクリックされやすくなります。

3つ目は競合他社との差別化をすることで、質の高いコンテンツを見てもらえるようになります。

ペルソナを定める

ペルソナとは、顧客になって欲しい人を個人が特定できるほどに深掘りして、分析する手法です。

ペルソナを定めることで、ニーズが把握しやすく、ターゲットが求めている情報を届けやすくなります

ペルソナを定める時は下記3つを参考にしてください。

ペルソナ設定の3つのポイント

・顧客のデータを集め、グループに分ける
・顧客とするグループを決め、グループから個人が特定できるほどイメージを作る
・作成したペルソナからストーリーを作る

具体的に顧客をイメージすることで、求められている情報が届けやすく、ターゲットがクリックしたいコンテンツを作りやすくなります。

魅力的なタイトルをつける

ユーザはタイトルのみでコンテンツを見るか判断することが多いです。

タイトルを制するものが、クリック率を制すると言っても過言ではありません。

魅力的なタイトルの3つのポイント

・有益性(Useful)
・超具体性(Ultra specific)
・独自性(Unique)

多くのコンテンツの中から、ユーザーは瞬時にクリックするか判断をしています。

タイトルを決めで迷った際のオススメは日々乗っている電車の広告を参考にすると魅力的なタイトルが付けやすいです。

競合他社との差別化をする

競合他社と、被らないタイトルにしましょう。

競合他社と似ていることで、クリックされづらく、せっかく質の高いコンテンツを作成しても見てもらうことができません。

競合他社との差別化の3つのポイント

・競合他社より勝っている点を入れる
・数字・根拠となるデータを入れる
・競合他社のタイトルとは逆のことを入れる

競合他社を研究・分析して、日々差別化を行えるようにしましょう。

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まとめ:検索上位のクリック率を把握しておこう

SEO検索順位1位のクリック率は下記です。

「1位:約30%、2位:約15%、3位:約11%」は必ずSEO担当者なら覚えておきましょう。

近年のPCとスマホでの、クリック率は検索順位1位でPCの方が5%高かったです。

しかし、2位以下はほとんど差がありません。PCで検索順位1位を獲得できるようにしましょう。

さらにクリック率の向上のため下記関連記事も参考にしてください。

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この記事を書いた人
Yuma Ichino
福祉、IT会社を経て、同時並行していたEC物販より独立。IT会社では常駐先にてシステム導入から、情報システム部の人材として、幅広く他部署とのやりとりを担当。EC物販では、IT会社で培ったITの知識と営業より、新規顧客の獲得に従事。WEBMARKS『オンラインWebマーケター育成プログラム』第1期生。
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